Ophthalmology
診療案内 眼科

眼科Ophthalmology

眼科

当院には日本眼科学会認定の眼科専門医の女性医師が在籍しており、患者様からしっかりとお話を伺いながら治療についても丁寧に説明するよう心がけています。
小さなお子さまからご高齢の方まで、患者さまに寄り添った治療が行えるようにコミュニケーションを大切にしています、 日帰りの手術にも対応ができるほか、入院施設もご用意しています。

患者さまご自身はもちろん、ご家族にも納得していただいたうえで治療を進めていきたいと思っています。
病気や手術の説明などについては、患者さまに説明書をお渡ししますので、ぜひご家族でご確認いただき、疑問や不安があれば、電話での問い合わせにも対応していますのでお気軽にご相談ください。

白内障

白内障
白内障とは目のなかにある水晶体が濁る病気の総称です。生まれつき水晶体が濁っている先天性白内障、加齢による老人性白内障(50歳以上の人に多い)、目の怪我によって発症する外傷性白内障、ステロイド剤などを長く服用した場合に起こる白内障、糖尿病でおこる糖尿病性白内障などがあります。最も多いのは老人性白内障です。
緑内障や網膜剥離(はくり)、糖尿病、ベーチェット病、網膜色素変性症など他の重大な病気が隠れている場合もあるので、症状があれば老化現象と決めつけず、早めに眼科を受診することが大切です。

白内障の手術について

日帰りでも入院でも、白内障の手術の内容には、違いがありません。患者様ご自身の心や体に一番負担がかからない方法を選択することをお勧めします。

入院手術がおすすめの方

一人住まいの人やご高齢の方、あるいは白内障以外の目の病気や糖尿病など、全身疾患をお持ちの方は、入院をして手術を受けた方が安心です

日帰り手術でも可能な方

比較的若く、体力に自信があり、その他の病気を抱えていない方は、日帰り手術が可能です。
検査をもとに、医師と相談しながら選択してください。

白内障についてのQ&A

どんな手術をするのですか?
濁った水晶体を取り除き、眼内に人工のレンズを挿入します。麻酔をかけるため、手術中はほとんど痛みを感じません。
手術の後はすぐに生活が送れますか?
術後の感染症を防ぐため、1週間は洗顔・洗髪をお控えください。また、1週間経った後も、シャンプーなどが目に入らないようにしたり、目を強く圧迫しないよう注意してください。
化粧はできますか?
アイメイクは1ヶ月ほど控えてください。また、ヘアカラーやパーマも1ヶ月はお控えください。
お酒やタバコの制限はありますか?
お酒は炎症を悪化させる恐れがあるため、手術から1週間は控えてください。また、タバコの煙も目に刺激を与えるため1週間は控えてください。
何よりも禁煙されることをお勧めします。
運転は可能ですか?
術後に見え方が安定するまで約1週間ほどかかります。それまでは無理せず、公共交通機関などを利用してください。
手術の危険性はありますか?
術後の合併症として「細菌性眼内炎」という術後早期の合併症に注意が必要です。手術の直後は何も問題なく、鮮明に見えるようになっていたのに、術後3~7日頃に急に見にくくなり、強い痛みやひどい充血が生じた場合には、この合併症の可能性があります。感染予防として、術後1週間はゴーグルの使用をお勧めしています。

緑内障

緑内障
閉塞隅角緑内障と開放隅角緑内障があります。頭痛や眼の奥の痛みを感じることもあります。
角膜と虹彩との境目にある隅角が虹彩でふさがれ、房水と呼ばれる目の中を流れる水が目の外へ流れなくなって眼球内に溜まり、目の中の圧力が上昇する病気が閉塞隅角緑内障です。
排出に問題はないはずなのに、眼圧が正常値よりやや高い場合、開放隅角緑内障となります。長い間に視野障害が起き、放置しておくと失明してしまいます。

緑内障の治療

症状によって薬物療法やレーザー治療、手術で対応します。

緑内障の手術

レーザー光線を照射し、眼圧を下げる手術、その他症状に合わせて術式を慎重に選択します。

緑内障に関するQ&A

緑内障と言われましたが、目を使う仕事はできませんか?
通常の緑内障は、目を使うことで進行することはありません。ただし、緑内障のタイプによっては暗いところで本を読むなどの行為が悪影響になる場合があります。
詳しくは医師にご相談ください。
緑内障に良くない習慣はありますか?
タバコは神経に対して良くないため禁煙をお勧めします。
緑内障は完治しますか?
残念ながら、緑内障自体は治りません。眼圧をコントロールすることで進行を抑えることはできます。視野は元に戻らないため、早期治療が大切です。

加齢による視力低下

一般的に40代以降に老眼が始まると言われており、運転や仕事に支障をきたすことも多くなってきます。
当院では老眼鏡のほか、遠近両用のコンタクトレンズの処方も行っています。
患者様のライフスタイルを考慮し、仕事や生活になるべく影響が出ないようにサポートいたします。
また、視力低下は老眼だけでなく、緑内障や白内障の可能性も十分に考えられるので、しっかりと検査・診断を行います。

眼瞼下垂手術

眼瞼下垂(がんけんかすい)とは、まぶたの筋肉が弱くなって視野を狭めてしまっている状態です。当院では眼瞼挙筋を持ち上げて、余分なまぶたの部分を切除する手術に対応しています。
術後の傷跡に関しては、当院の形成外科担当医と連携し、見た目にも配慮した治療を行います。
基本的に、手術は片目10~15分程度で終わりますので、日帰りでも対応可能です。術後の経過や帰りの運転が心配という方は入院することもできます。

結膜炎

お子様によくある症状として、結膜炎が挙げられます。結膜に炎症を起こす病気の総称を結膜炎といいます。
目に異常を感じたら眼科を受診し、原因を明らかにして必要な治療を受けることが大切です。
予防するには、目を触る前後に手を流水で洗う、プールなどに入った後はきれいな水でよく洗眼するなどの注意が必要です。
症状に合わせて、目薬を処方します。

ドライアイ(眼球乾燥症)

眼球乾燥症とは、涙の量が減少し、角膜や結膜に障害を起こす病気の総称で、ドライアイともいいます。加齢によるもの、パソコンなどの画面を長時間見つめることによってまばたきの回数が減少した結果起こるもの、アレルギー性結膜炎に伴うものなど、原因はさまざまです。
膠原(こうげん)病のひとつであるシェーグレン症候群(中年女性に多い)、全身の粘膜がおかされるスチーブンス・ジョンソン症候群などの一症状でもあります。軽度なドライアイでコンタクトレンズを使用している場合は、角膜感染症を起こしやすいので注意が必要です。定期的な目の検査を受けましょう。

コンタクトレンズ、眼鏡処方

学校の視力検査の結果、コンタクトレンズやメガネを作りに来る患者様に対応しています。
お子さまに多いのは近視ですが、小学生は仮性近視の場合もあるので、コンタクトレンズは念のため、中学生以上に限って処方しています。
遠近両用のコンタクトレンズにも対応しております。

目の定期健診

目の健康のためにも、できるだけ定期健診を受けることをおすすめしております。
当院の定期健診では、視力や眼底、眼圧の検査を行っています。まずは視力が下がっているかどうかに着目し、もし下がっている場合は原因を特定するために検査を行います。
特に、緑内障は早期発見・早期治療が大切です。検査の結果、視力低下の原因がわかれば、それぞれの原因にあわせた治療を行います。
患者さまの目の健康寿命を延ばせるよう、一人一人に合わせた治療を提案いたします。

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